【錢屋商店モノがたり vol.22】テーブルのハザイから生まれたコースター
錢屋商店モノがたり
Vol.19でもご紹介した、Knowledge Base Designのコーヒーテーブル“Somewhere”。
Somewhereの丸い天板は、天然木とリノリウムで設えられたリバーシブルになっており、カットする際に必ず四隅のハザイが出てしまいます。それを再利用して生まれたのが、Somewhereオリジナルコースターです。
錢屋本舗本館の共創型モノづくり『このゆびとまれ』プロジェクトでSomewhereの別注オーダー会を開催し、十人十色のコーヒーテーブルが完成しました。それらのハザイを使用したので、木材とリノリウムの組み合わせはさまざま。その中でも錢屋商店では、2種のコースターと錢屋カフヱーオリジナルドリップパックをセットにして販売しています。
木材はどれもストーリーが秘められた天然木。深いグレーの色合いをした『ノイシュヴァンシュタイン』は、シンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城近くの沼地で採取されたもの。およそ3000年もの間、沼地で沈み続けていたため“木の化石”と呼んでいます。木のタンニンと、土の中の鉄分で炭化したもので、真っ黒ではなくムラがあるのも特長です。
優しい色合いの『シカモアフリゼ』は、シカモアという樹種で、ヨーロッパでメープルの木を意味します。フリゼは横ばいの線のことで、いわゆる“木の筋トレあと”。ストーリーがあるコースターだからこそ、使うたびに想像が膨らみませんか?
たがかコースター。されどコースター。お気に入りのグラスに敷いてあげるだけで、テーブルの雰囲気がガラッと変わりますよ。直接ご覧になりたい方は、錢屋本舗本館にお越しいただき、スタッフにお気軽にお声掛けくださいね。