【錢屋商店モノがたり vol.007】 使い続けたからこそ生まれた共有したいという気持ち
今回は錢屋カフヱーオリジナルマグカップをご紹介します。店内でコーヒーを提供するために5.6年前にオーダーでつくっていただいたこちらのカップを一般販売することが決定しました。弊社の企画の一つ、「共創型モノづくり この指とまれ」で寄せられた意見も加わり、ブルーとミルキーホワイト、2色のカラー展開で販売しております。
このマグカップの愛すべき点をいくつか共有させてください。
まずは、釉薬の色。製作段階で希望の釉薬の色を尋ねられた時にはブルーと即答でした。錢屋カフヱーのコンセプトカラーだからです。店内にはあらゆるブルーが散りばめられていますが、この空間の中でつかうマグカップならば・・・と、なめらかで艶もあるこの色に惚れ、決めました。コーヒーを入れた時はもちろん、私個人的にはフォームミルクを入れた時の雰囲気がとても好きです。
そして角がつきすぎず、優しい印象のマグカップ。それは手作業で面取りされたからこそ感じられる風合いだと思っています。持ち手の絶妙なサイズは指が3〜4本入りますので、持ち上げた時に安定感を与えてくれます。
錢屋カフヱーでは、欠けてしまった場合には簡易金継をして使い続けています。(#直して使う 修理する)そこで生まれた景色もまた美しく、偏愛ポイントです。もちろん好んでヒビを入れたり、欠けたりさせてしまう人はいらっしゃらないと思いますが、伝統的な修繕技法である金継によってつくられた景色は、新たに完成したミルキーホワイトにも似合うのでは、と想像しています。
使わない時にも眺めていたくなる、そんなマグカップを迎え入れませんか?